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28年目

2013年08月12日 18:56

晴れ時々曇り(一時雷雨)
飛び去る日航123便(イメージ) ← 飛び去る123便
 (イメージ)

今年もまた8月12日が巡って来ました。
近くの砂防ダム工事用道路が近道として開放されましたが、やはり高齢となったご遺族の方々が事故現場に建立された「昇魂之碑」を目指す慰霊登山を断念するケースも多いと聞きます。
慰霊登山を断念し、「慰霊の園」で合掌するご遺族の心情を慮ると、居た堪れない気分になりますよ。

私は例年通り、今年も推定墜落時刻の18時56分30秒には、群馬県多野郡上野村にある高天原山「御巣鷹の尾根」の方角に向かって静かに合掌しつつ黙祷を捧げて、歿くなられた520名の皆さんのご冥福をお祈りさせて頂きます。
ここからは通例になってしまいましたが、事故の概要と事故原因です。
日航123便航跡図(ver.1.2より) ← 事故機の航跡図
(キャプチャ)

■事故の概要
昭和60年(1985年)8月12日(月)、18時12分に東京への出張帰り(あるいはその逆)のビジネスマンや、お盆で帰省する乗客を乗せて、東京国際空港(羽田:HND)を離陸した日本航空123便(ボーイング747SR-100型機、機体番号JA8119)が大阪国際空港(伊丹:ITM)に向かって相模湾上空を飛行中(高度は約23,900ft/約7,284.7m)の18時24分35~36秒頃、連続する2回の衝撃音と共に垂直尾翼の2/3や補助動力装置(Auxiliary Power Unit/APU)などを喪失しました。

操縦不能に陥ったJA8119の機体を高浜雅己機長と佐々木祐副操縦士の必死の操縦※1と、福田博航空機関士のアシストで、何とか直ぐの墜落は逃れたものの、30分以上の迷走飛行を続けた末に18時56分30秒頃、群馬県多野郡上野村の御巣鷹山の南側にある高天原山の尾根(後に『御巣鷹の尾根』と命名)に墜落しました。
この事故で乗員15名(操縦室3名、客室12名)、乗客505名、計520名が死亡すると云う、単独事故※2としては世界最大であり最悪航空機事故でした。
また、乗客の女性4名(うち2人は未成年)が重傷を負ったものの、奇跡的に救出されました。

※1事故当時、佐々木副操縦士は機長昇格訓練もあって機長席に、高浜機長は副操縦士席に着いていました。この事を当時のマスコミが「副操縦士に操縦させていた」などと書き立て、この誤報道によって、乗員の遺族がバッシングを受けた事はよく憶えています。
※2世界最大の航空機事故は、1977年(昭和52年)3月27日、スペイン領カナリア諸島テネリフェ島にあるロス・ロデオス空港(通称テネリフェ北空港:TFN)で、パンアメリカン航空1736便(ボーイング747-100型機)とKLMオランダ航空4805便(ボーイング747-200B型機)が衝突した事故で、双方の乗客乗員合わせて583人が死亡した事故です。

■事故の原因
墜落したJA8119は 事故の7年前に、伊丹で離陸の際に機体後部を滑走路に接触させる「尻もち事故」を起こしていて、その際に機体後部にある圧力隔壁を破損しました。
その後、圧力隔壁を修理したボーイング社の修理ミスにより、飛行中に7年間の度重なる与圧によって、遂に圧力隔壁が破壊された為に、吹き抜けた風圧によって垂直尾翼(垂直安定版と2枚の方向舵で構成)などと共に、4本ある操縦用油圧系統全てを喪失、操縦不能に陥ってしまったのが事故原因とされています。

しかし、この事故原因と(推定された)墜落までの経緯を疑問視する声は多く、今でも様々な説が取り沙汰されています。
1.垂直安定板(垂直尾翼)のフラッター(はためき)現象
2.自衛隊の無人標的機と衝突した
3.米軍によって撃墜された
4.北朝鮮工作員によるテロ
……などです。
この中で比較的無理のない説明が出来るのは、1くらいですね。

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