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ロットワイラー咬傷事件

2013年01月30日 21:00

晴れ
小型犬に噛まれる事件は、日常茶飯事とされるくらい発生している事でしょう。
これを「事故」にするか「事件」にするかは当事者間の判断でしょうが、しっかりした調教をせずに咬むイヌにしてしまったのは、やはり飼い主の責任だと考えているので、「事件」だと思っています。
ロットワイラーの仔イヌたち
↑ ロットワイラーの仔イヌたち
中型犬以上のイヌになると、小型犬以上にしっかりした調教が必要ですし、その犬種に見合った十分な運動が必要。運動不足になると、イヌはストレスを溜めてしまいます。
そうしたストレスを溜め込んでしまった中型~大型犬が引き起こす咬傷事件は、死亡事件に発展してしまうケースも多々あります。

イヌに限らず、ペットの飼育管理と躾は、飼い主の責任です。
咬んだ動物(イヌ)だけを殺処分して、飼い主には何の刑事責任を問わないと云う日本の法律は、やはりおかしいんじゃないでしょうか?

昨日(29日)の15時35分頃、名古屋市昭和区福原町の民家から5頭の大型犬・ロットワイラーが脱走し、通り掛かった名古屋大学の22歳の男子学生が、耳や両腕、両膝などを噛まれて重傷を負うと云う事件が発生しました。
讀賣新聞(YOMIURIONLINE)の記事の引用です。

名大生かまれ、全身血だらけ…大型犬5頭脱走

 29日午後3時35分頃、名古屋市昭和区福原町の民家から大型犬5頭が逃げ出した。

 うち1頭はすぐに自宅に戻り、残る4頭も通報を受けた愛知県警昭和署の署員ら約40人が約1時間半後に捕獲したが、名古屋大の男子学生(22)が耳や両腕、両ひざなど10か所をかまれ、重傷を負った。

 発表によると、逃げ出したのは、ドイツ原産で警備犬などとして知られる「ロットワイラー」のオスで、いずれも体長約80センチ、体高約65センチ。男子学生は、飛び出してきた犬と飼い主宅前で鉢合わせとなり、かまれたという。

 飼い主宅では計6頭のロットワイラーを飼育しており、逃げ出した当時、飼い主宅は留守だった。5頭は敷地内で放し飼いだったが、自宅の門は開いた状態だったとみられる。2009年には福岡県で、ロットワイラーと秋田犬の2頭に男児がかまれ、死亡する事故も起きており、同署は、重過失傷害容疑などで調べる。

 現場近くで解体作業をしていた男性(24)は、「犬にかまれて全身血だらけの男性が『助けてくれ』と駆け込んできて驚いた」と話していた。

(讀賣新聞:2013年01月29日21時33分/22時13分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130129-OYT1T01173.htm

体長:犬を横から見て、胸から尻の先端までの長さの事。頭や尾の長さは含めない。
体高:犬が起立した状態で、地面から背中までの高さの事。頭頂までの高さではない。
断尾したロットワイラー 断尾していないロットワイラー
ロットワイラーは、マスティフなどの元になった絶滅犬種ローマン・モロサスから生まれた犬種で、ドイツ・ロットワイル地方が原産とされています。このロットワイラーと他の犬種(ジャーマン・シェパード、ジャーマン・ピンシャー、マンチェスター・テリア)を元にドーベルマンが生まれた事は有名です。
主にコロッセオヨーロッパライオン(Panthera leo europaea, 絶滅種)や他のイヌ(闘犬)、人間(拳闘士や異教徒、咎人)などと戦わせていたローマン・モロサスの流れを汲んで、断尾するのが主流ですが、近年は右のように断尾していないロットワイラーも増えています。

>5頭は敷地内で放し飼いだったが
自宅敷地内で放し飼いにしている時点で、この飼い主は中型~大型犬を飼う資格がありませんね。そして放し飼いだけでは、運動量が足りないと云う認識や、飼い主とのコミュニケーションが不足していると云う点にはスポットが当らずに終わってしまうと思います。
訓練中のロットワイラー
訓練中のロットワイラー → 
記事中にある福岡県でのロットワイラー秋田犬による咬傷死亡事件ですが、平成21年(2009年)、福岡県内にある、とある弁護士が所有する別荘の敷地内で発生しました。
ロットワイラー秋田犬は、別荘の敷地内に放し飼いされていたそうです。
この別荘で、住み込みで管理をしていた女性の孫の男の子が遊びに来た際、女性が目を離した隙に、2頭が噛み付いていた・・・と云う事件でした。
この2頭は、柵を飛び越えて脱走したり、敷地内に迷い込んで来たタヌキ(Nyctereutes procyonoides )を噛み殺した事もあったそうですが、女性には大人しく従っていたようです。
2頭のイヌは殺処分されました。

2010年(平成22年)に、ドイツハスキーシェパード雑種犬が、飼い主夫婦の乳児を噛む事件がありました。
ある日、庭で夕食を楽しみ、イヌたちも庭に放されていたそうです。夕食後の片付けの為に夫婦が家の中へ入っていた隙に、1頭のイヌがベビーカーを押し倒して乳児を襲っていた・・・と云うのが事件のあらましです。
夫婦は子供が生まれるまでは共働きで、当該犬を含む3頭を飼育、イヌたちは夫婦が帰宅するまで室内で留守番、週末にはフリーランさせていたと云います。

この夫婦は「犬に適切な飼育と注意を怠ったため引き起こされた事件」 として、過失傷害罪に問われているそうで、刑が確定すれば、5年以下の懲役(または罰金)が科せられるそうです。
一方のイヌの方は、保護施設に収容された後、里親が見付かっているといいます。
こうしたドイツの保護施設では、主に捨てられたイヌを収容していますが、例え咬傷事件を起こしたイヌでも殺処分は行われず、希望者には譲るシステムになっているといいます。

ロットワイラー ← ちゃんと躾けていれば…
この「ヒトを襲ったイヌは殺して終わり、飼い主の刑事責任は(殆ど)問わない」とする日本と、「ヒトを襲ったイヌでも殺さずに生きるチャンスを与え、飼い主は刑事罰を与えて反省を促す」と云うドイツとの差は大きいと思うんですよね・・・。

前述したように中型犬や大型犬ばかりでなく、小型犬による咬傷事件は多数発生しています。噛むイヌを殺すだけで終わりにせず、そう云うイヌにしてしまった飼い主に対する厳重な刑事責任の追及も必要だと考えています。

■ロットワイラー|ジャパンケンネルクラブ
 http://www.jkc.or.jp/modules/worlddogs/entry.php?entryID=44&categoryID=2

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