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『皇帝ペンギン』

2005年12月28日 23:55

晴れ
やっと見ました、『皇帝ペンギン』・・・レンタルDVDですが。A^∇^;)
映画は上質の自然ドキュメンタリーですね。ナレーションもさほどでしゃばっていないので、好感が持てました。
親鳥も好きですが、やっぱりヒナは可愛いですよね~♪(ノ´∀`*)

さて、映画の感想はここまで・・・。
コウテイペンギンと言う恐竜*は、別名エンペラーペンギンと言います・・・って、コレは英名の“Emperor Penguin”をそのまま読んだだけ(笑)。
学名はAptenodytes forsteriと言います。体長は100センチから130センチ、体重は20キロから45キロに達する、ペンギン類最大の種です。生息地は南極大陸とその周辺です。
似たような姿をしたオウサマペンギン(英名:King Penguin、学名:Aptenodytes patagonicus)がいますが、こちらは85センチから95センチと一回り小さく、やや暖かいところに棲んでいるので、コウテイペンギンよりクチバシが長く、側頭部から胸にかけての黄色い部分がオレンジ色っぽくなる、などの違いが見られます。
生息地も南大西洋とインド洋の亜南極帯(南緯45度から南緯55度)の島嶼に棲んでいます。

ペンギン=南極大陸と思っていらっしゃる方も多いでしょう。
でも、南極大陸に棲むのはコウテイペンギンとアデリーペンギン(英名:Adélie penguin、学名:Pygoscelis adeliae)だけなんです。
しかも冷え込んだ時には氷点下60度なんて気温がザラになる冬の氷原で産卵・子育てをするのはコウテイペンギンだけなんですよね。アデリーペンギンは夏に岩場で産卵・子育てを済ませます。

さらに広大な氷原で囲まれた南極大陸で産卵・子育てをするんですから、犠牲もつきもの。
『皇帝ペンギン』の劇中にもありますが、ヨチヨチ歩きのコウテイペンギンが、海から繁殖場所(コロニー・内陸部)まで片道20日以上かけて辿り付くまで、あるいは同じ日数をかけて海に辿り付くまでの途中、飢えと寒さで力尽きるペンギンも多いんです。
母鳥は産卵で疲れているから、抱卵を父鳥に任せて一足先に海に向かいますが、途中で斃れる母鳥もいるし、海には水に入る瞬間を狙って天敵のウェッデルアザラシなどが待ち構えています。
身体が小さいヒナも、親に抱かれていても寒さで犠牲になりますし、母鳥の到着が遅くなったり、天敵に襲われて命を落としていたら、餓死してしまいます・・・。

一説によると、冬に産卵と子育てをするのは、天敵が襲って来ないからだと言います。
それでも春になると、南極大陸周辺の島嶼群や、遥かオーストラリア大陸などからダイトウゾクカモメやナンキョクカモメなどがやって来て、弱いヒナを襲います。

自然の掟は厳しいですね・・・でも、寒さで死んだヒナをみて「可哀想に」なんて言うのは、人間の身勝手な感傷に過ぎません。
春になり、天敵のカモメたちがやって来ても、そのヒナの遺骸(天然の冷凍庫ですからね)のお蔭で生き延びられるヒナもいる訳ですし、カモメたちも飢えをしのげる訳ですから。
途中で力尽きたペンギンたちの遺骸も、他の動物の血肉になる・・・自然界に「無駄な死」なんてないんです。

*恐竜とは、「トリケラトプスと現生鳥類の最も新しい共通の祖先から派生する全ての子孫」です。
Dinosauria is "all descendants of the most recent common ancestor of Triceratops and modern birds.
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