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滑走路誤進入

2007年11月15日 22:00

晴れ
11日13時ごろに中部国際空港で、瀋陽行きの中国南方航空(China Southern Airlines:CSN)698便(エアバスA319型機、乗客乗員42人)が管制官の指示に反して滑走路に進入し、この滑走路に着陸を予定していた全日空機が着陸をやり直すトラブルがありましたね。
このトラブル、どうも機長と副操縦士の2人ともに自分たちが管制指示に違反している事に気付いていなかった可能性が高いようです。中日新聞記事から・・・
【中部国際空港】
誤進入で操縦士間の確認強化 国交省が対策検討

2007年11月13日
 中部国際空港で中国南方航空(CSN)機が管制官の指示に反して滑走路に進入したトラブルで、国土交通省は、機長と副操縦士の2人がともに管制指示違反に気づかなかった可能性を重視。操縦士2人がともに管制交信を誤解したり、指示と異なる操縦に気づかなかったりするトラブルが相次いでいることから、操縦士間の意思疎通を図るための対策の検討を始めた。
う~ん、これは確かに問題ですねェ。
一歩間違えれば、あの「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」のような事態になりかねませんよ。
ご意見、ご感想はこちらへどうぞ!
この「航空機事故としては最悪」として知られている「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」は、昭和52年(1977年)3月27日にスペイン領カナリア諸島・テネリフェ島にあるテネリフェ空港(ロス・ロデオス国際空港)で発生しました。
霧の中、滑走路上でパン・アメリカン航空(パンナム)のボーイング747-100型機KLMオランダ航空ボーイング747-200型機が激突、爆発・炎上した、という事故で、この事故によって双方合わせて583人(パンナム機335名、KLM機248名/全員)の死者を出しています。この事故はKLM機が離陸待機離陸許可と誤って受け取った管制指示違反が原因とされていますが、悪天候と無線通信の混信など、いくつもの悪条件が重なった、典型的な事故と言えます。
以下は前述の記事の続きです。
(前略)
 管制官との交信は2人の操縦士のどちらが行ってもよいが、通常は機長が操縦し、副操縦士が無線マイクで管制官と交信することが多い。その場合、操縦している機長も交信内容を聞けるシステムになっている。交信後、副操縦士は機長を見て親指を立てるなどして「了解しましたか」という趣旨で合図し、機長もそれに応えて管制指示内容をお互いに確認する。
 今回のCSN機の場合、管制交信していたのは機長なのか副操縦士なのか現段階では不明だが、「滑走路手前で待機」という管制指示を復唱していたことが分かっている。操縦していた方が管制指示を無視して滑走路に入ろうとし、交信していた方はそれを止めなかったか、止めるのが遅れたことになる。結果的に、CSN機は滑走路に機体の半分がはみ出た状態で停止した。
 国交省航空・鉄道事故調査委員会は、交信した操縦士と操縦していた操縦士をそれぞれ特定する作業を急ぐとともに、管制指示復唱後の2人の行動も詳細に調べる。
 コックピット内の操縦士間の意思疎通などが不十分でトラブルを防げなかった事例としては、秋田空港(秋田市)で今年1月、大韓航空機が滑走路(幅60メートル、全長2500メートル)と間違えて、並行する誘導路(幅30メートル、全長同)に誤着陸したケースなどがある。
 この時は大韓機の機長が操縦し、誘導路を滑走路と誤認。副操縦士は滑走路脇の指示灯が普段より遠いと感じて機長に指摘したものの、確信が持てないまま着陸を続行したという。
 国交省幹部は一般論として「軍出身の操縦士が多い航空会社では上下関係が厳しく、副操縦士が機長に判断ミスを進言しにくい面がある」と指摘。大手航空会社の機長も「副操縦士時代、機長の判断が間違っていると思って『ゴー・アラウンド』(着陸やり直し)と大声で機長に指示した時もあるが、管理職でグレートキャプテンと呼ばれる機長だと、格下の副操縦士が指摘しにくい」と打ち明けた。
 操縦士間の意思疎通について、国交省は各航空会社らと対策を検討。国際機関にも再発防止の協力を求めたい考えだ。
ここでもう一つ問題になって来るのが、大手航空会社の機長の弁です。
「副操縦士時代、機長の判断が間違っていると思って『ゴー・アラウンド』(着陸やり直し)と大声で機長に指示した時もあるが、管理職でグレートキャプテンと呼ばれる機長だと、格下の副操縦士が指摘しにくい」と打ち明けた。
これは明らかに問題ですね。機長の誤りを副操縦士が指摘しにくい雰囲気にしてしまっている航空会社の責任でもありますよ・・・・・・社会主義国家の中国では、こう云う「相互監視による事故防止」という社内規定の改革って、かなり難しい事なのかも知れません。
でも、乗客の命を預かっているんですから、そんな事は言ってられませんよね。逆に中国国内の航空法を改定して「注意喚起を怠った操縦士は免許剥奪の上、禁固または懲役」という事も可能かも・・・でも、そればかりじゃダメなんですけどね。
※この記事は書きかけです。タイトルや内容その他が変更される可能性があります。
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