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ランベオサウルス亜科の頭骨化石

2007年10月15日 22:00

晴れのち曇り
さる13日、熊本県御船町にある御船町恐竜博物館から興味深い発表があり、新聞各紙の科学欄が賑わっていましたね。
その発表とは、平成16年(2004年)2月にアマチュア発掘家によって発見されていた鳥脚類(Ornithopoda)・ハドロサウルス類(Hadrosauridae/科に相当)のランベオサウルス亜科(Lambeosaurinae)の恐竜と見られる化石が、同館の調査・研究によって国内最古、しかも脳函(のうかん、脳をが入っていた部分)も含まれている、というものでした。
Web版新聞報道自体は地元紙の熊本日日新聞が早かったんですが、会員制なので全文が読めませんでした(苦笑)。
ご意見、ご感想はこちらへどうぞ!
鳥脚類(Ornithopoda)はヒプシロフォドン(Hypsilophodon )やイグアノドン(Iguanodon )などを含む植物食恐竜(草食恐竜)の一大グループです。その中に含まれるハドロサウルス類には、トサカを持つ前述のランベオサウルス亜科と、トサカのないハドロサウルス亜科(Hadrosaurinae)で構成されています。ランベオサウルス亜科には斧のようなトサカを持つランベオサウルス(Lambeosaurus )や、長いパイプ状のトサカで知られるパラサウロロフス(Parasaurolophus )などがいますし、ハドロサウルス亜科は、以前は「トラコドン」と呼ばれていたアナトティタン(Anatotitan )や、「子育て恐竜」として脚光を浴びたマイアサウラ(Maiasaura )などが含まれています。
どちらもクチバシのような口吻を持ち、哺乳類()で言えば臼歯(奥歯)に当たる部分には、小さな歯が無数に並ぶ頬歯群(dental battery:デンタルバッテリー)がありました。
以下は朝日新聞記事の引用です。
ハドロサウルス類の国内最古級の頭骨化石 熊本・御船
 熊本県御船(みふね)町で、白亜紀後期(約1億~6500万年前)に繁栄した草食恐竜「ハドロサウルス類」の頭骨とみられる化石が見つかったと町恐竜博物館が13日、発表した。白亜紀後期でも世界で発見例の少ない前半(約8500万年前)の化石とみられ、福島県で86年に見つかった背骨や歯と同様、国内最古級という。
 恐竜博物館によると、化石は約10センチ大で右側後頭部の一部。国内では同類の背骨などの化石は見つかっているが、脳を覆う骨「脳函(のうかん)」を含むのは初めて。頭に突起物の発達したランベオサウルス亜科に属し、体長約4メートルと推定される。
 04年2月、同県益城(ましき)町のアマチュア化石研究家・富田優司さん(51)が、恐竜の化石が多く見つかってきた地層「御船層群」(南北10キロ、東西30キロ)の東部を流れる川で砂岩に埋まっているのを見つけた。火山灰などの分析から、白亜紀後期前半の地層とみられる。近くで尾や背骨の化石も見つかったという。
 恐竜博物館の作業員が約1年かけて慎重に砂を取り除き、学芸員の池上直樹さんが約2年にわたってアジアの先例と比較して分析。同類の白亜紀後期後半の化石は兵庫県淡路島や特に北米で多く見つかっているが、前半の化石の発見は福島県やカザフスタンなどで数例だけという。池上さんは「進化や大陸の移動経路を解明する手がかりになる」と期待する。
 池上さんらは17日から米国で開かれる「古脊椎(せきつい)動物学会」で発表する予定だ。
(朝日新聞:2007年10月13日10時51分)
事実上廃刊になったとはいえ、科学雑誌「科学朝日」を出版していただけあって、他社の紙面より詳しく書かれていましたね。
恐竜・古生物のネタでBlogを書くのは久々です・・・「恐竜データ集」の管理人がこれじゃねェ(苦笑)。いい加減更新しないと拙いしなぁ・・・。(滝汗)
※この記事は書きかけです。タイトルや内容その他が変更される可能性があります。
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