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ボヤと危機一髪の脱出劇

2007年08月21日 21:00

晴れ時々曇り
今回は記事の引用が多いですが、お付き合い下さい。
世間が中華航空機炎上事故に注目している中、東京新聞(Web版)に、こんな記事が・・・以下、記事の引用です。
猫よけペットボトルに注意 レンズの役目、火事の危険
名古屋市北消防署は20日、同市北区の住宅の庭に置かれていた猫よけの水入りペットボトルがレンズの役目をして木くずを焼くぼや騒ぎが、17日にあったと発表、注意を呼び掛けている。野良猫よけの水入りペットボトルは、10年以上前に全国で広まったが、専門家も「火事の危険があるだけだ」と警告している。
 ぼや騒ぎは、17日正午ごろに発生、木くずがくすぶっていた。家人が猫よけにペットボトル(4リットル)を置いていた。火事はペットボトルの水で消し止められたが、火の気がなく、晴れて乾燥した猛暑日だったため、同消防署は「水で光が集められ、近くの木くずに着火した」と断定した。
 総務省消防庁によると、化粧で使う拡大鏡など曲面の物体が太陽光を集め、近くの可燃物などに着火する「収れん火災」は全国で年間10件近くある。部屋の奥まで日が差す冬も注意が必要という。
(中日新聞/2007年8月21日 07時42分)
意外にまだまだ知られていないんですね。この収斂火災(しゅうれんかさい)は、ビニールハウスの屋根などに溜まった雨水でも発生するので、本当に注意が必要なんです。
では、昨日もチラッと書いた中華航空機炎上事故に関連して、いくつか・・・
ご意見、ご感想はこちらへどうぞ!
先ずは読売新聞(Web版)の8月20日付けの記事の引用です。
那覇空港で中華航空機炎上、乗客乗員165人避難
20日午前10時35分ごろ、那覇市の那覇空港に着陸した台湾・台北発那覇行き中華航空(チャイナエアライン)120便(ボーイング737―800型機)が、駐機場に移動して停止後、右主翼下のエンジンが爆発、機体が炎上した。
 国土交通省などによると、日本人23人を含む乗客157人は全員、脱出用装置を使用して避難し、無事だった。乗員8人も全員脱出した。着陸後、エンジン後方から燃料が漏れているのを整備士が目撃しており、国交省航空・鉄道事故調査委員会は、整備不良の可能性もあるとみて、事故調査官4人を現地に派遣して調べる。
 国交省や那覇空港事務所によると、同便は午前9時14分(日本時間)、台北を離陸し、定刻より早い同10時27分に那覇空港に着陸。管制官の指示を受けて空港北側にある第41番スポットに同34分に到着、直後に煙が出たため脱出を開始したが、1分後にエンジンが爆発したという。
 漏れ出した燃料に引火し、機体の傾斜のため左側を中心に機体全体が炎に包まれ、胴体の大部分を焼き、約1時間後に鎮火した。乗客は、乗員の指示で全員が、ドアに内蔵されている脱出シュート(滑り台)で、機外に避難。乗客の中には、幼児2人も含まれていた。7歳女児と50歳代男性が、気分が悪くなり病院に搬送された。
このほか、駐機場にいた整備士1人が軽傷。事故直後、同空港は滑走路を閉鎖したが、午前11時、解除された。
 警察庁は警備連絡室を設置。沖縄県警も対策本部を設け情報収集などを進めている。
 ◆燃料漏れの目撃情報
 中華航空などによると、漏れ出した燃料が、着陸直後で過熱していたエンジンで引火、一気に爆発した可能性が高いとみられている。
 ジェットエンジンの燃料は、揮発性の低い成分を使っており、ガソリンなどとは異なり爆発しにくい。航空関係者によると、着陸後にエンジンを止めると空気の流量が止まり、燃焼室内の温度が上昇。エンジン内に多量の燃料が残っていると、引火して爆発する恐れもあるという。
 また、ジェットエンジンには消火装置が内蔵されており、乗員が操縦席から作動させることができるが、今回の事故ではエンジン停止後まもなく爆発しており、作動する間もなかった可能性が高い。
 事故機は低燃費のため燃焼効率を高めた最新鋭タイプ。航空会社では通常、5年に1回程度の割合で、機体からエンジンを降ろす重整備を行っている。事故調では今後、整備の手順などが適切だったかを重点的に調べる方針だ。
 那覇空港は、那覇市中心部の南西約5キロに位置する24時間空港。3000メートル滑走路が1本あり、国際線は台北、ソウル、上海の3路線が就航している。2004年の着陸回数は約5万7000回。自衛隊との共同利用となっている。
(読売新聞:2007年8月21日※更新時間不明)
続いて東京新聞(Web版)の引用です。
中華機炎上 怒声、泣き声、機内騒然 ドア目指し押し合い
 燃えながらさらに激しく爆発し、炎と黒煙が勢いを増した。乗客乗員が脱出用シューターなどで逃げ終えたのと同時進行で、爆風が機体を破壊した。那覇空港で20日午前に起きた中華航空機の爆発・炎上事故。出火から爆発までの全体像が判明するにつれ、犠牲者が出なかったことが奇跡に感じるほど危険な状況だったことがはっきりした。「二度と繰り返さないでと、あれほど言ってあったのに」-。名古屋空港で1994年に起きた中華航空機墜落事故の遺族らは怒りを募らせた。 
 「機体から数十メートル離れた時に、ドーンと大爆発が起こった。全員の脱出があと1、2分遅れていたら、大惨事になっていた」。沖縄県内在住の男性乗客(47)は、身重の妻と1歳から8歳までの3人の子を守りながら、国際線ターミナルビルへ向かって必死に走った。振り返ると機体は激しい炎を噴き上げ、黒煙ははるか上空まで上っていた。
 逃げる途中で男性は一瞬、家族を見失った。感情を取り乱したが、ビル近くに避難している家族の姿を見つけ、胸をなで下ろした。「死の恐怖に襲われた。家族の無事を確認できてほっとした」と振り返る。
 中華航空120便は20日午前10時27分ごろ那覇空港に着陸すると第4エプロン、41番スポットで停止した。
 男性は前方座席に座り、棚から荷物を降ろして中央付近に座った妻と子どもが前方に来るのを待っていた。その時、別の乗客が騒ぎ始めた。中央窓をのぞき込むと、外に黒煙と炎が見えた。
 乗客らは前方の出入り口ドアを目指して一斉に動きだし、通路で押し合いとなった。男性は「まだドアは開いていない。大丈夫だから、落ち着いて」と呼び掛けたが、別の男性乗客は「何が大丈夫なんだ」と怒鳴った。別の女性客は泣きだし、機内はパニック状態となった。
 乗務員らは乗客らを冷静に誘導。前方のドアが開けられ緊急避難用のスロープの準備が整うと、乗務員らは乗客を次々と脱出させた。男性ら家族が走って飛行機から数十メートルほど離れた瞬間、後方で「ドーン」と大きな爆発が数回発生した。
 那覇市の金城力人さん(63)は最後尾から数えて2番目、右窓側席から窓をのぞいた際、エンジンから立ち上る黒煙を見た。しばらくして異常事態に気づいた。隣の座席に座る日本人乗客に「エンジンが爆発するぞ。逃げよう」と叫んだ。
 ほかの乗客がざわつき、声の調子が荒い中国語のアナウンスが流れた。金城さんは設置された脱出用シューターを滑ると、わき目もふらずに全速力で走った。爆発はその直後だった。「一歩間違えれば多くの死者が出ていたのではないか」
(東京新聞:2007年8月21日 07時56分)
他のWeb版記事を読んでも、まさに間一髪の脱出だったようです。また、読売新聞写真グラフを見ると、炎上するボーイング737-800型機から脱出シューターで避難する乗客と、乗客を誘導する地上員の姿を捉えた画像があり、よりいっそう緊迫感が増します。これが飛行中や、離着陸滑走中、あるいは誘導路(タクシーウェイ:Taxiway/滑走路は『ランウェイ:Runway』です)の走行中だったとしたら、乗員乗客全員死亡という大惨事になっていた恐れも十分にあり得ます。最低でも緊急時に乗客と乗員が全員避難出来たかどうかを確認し、最後に脱出する機長が犠牲になっていた可能性もあり得たんですよね。今回の場合、乗員が落ち着いて乗客を避難誘導させた事が、取り合えず乗客の安全を確保出来た要因です。
事故原因燃料パイプ破損説に傾いているようですが、早急かつ正確な原因究明が待たれるところです。

中華航空(CHAINA AIRLINES)は、社名から中国の航空会社だと思われがちですが、記事中にもあるように台湾の航空会社です。この中華航空は、これまでにも度々大事故を起こしています。
近年では平成6年(1994年)4月26日、名古屋空港(現在は名古屋飛行場)に着陸しようとした台北発エアバスA300-600R型機が墜落し、乗客・乗員264人が死亡、7人が重傷を負う事故を起こしました。平成10年(1998年)2月16日には、台北国際空港(現在は台湾桃園国際空港)への着陸に失敗したエアバスA300-600R型機が住宅街に突っ込み、乗客・乗員全員と近隣の住民を含めた202人が犠牲になっています。この2件の事故は、着陸復航のために自動操縦モードを解除した後、機体が機首上げ操作のみに反応して機首が垂直近くに上がって失速したための事故で「お粗末なパイロットミス」と批判されました。
さらに平成14年(2002年)5月25日、香港行きのボーイング747-200型機が台湾海峡の洋上で空中分解して墜落、乗客・乗員225人全員が死亡する事故も発生しています。この原因は日航ジャンボ機墜落事故(日本航空123便墜落事故)と似ていて、離陸時にしりもち事故を起こした同機の圧力隔壁の修理が不十分だった事で、金属疲労に耐えられなくなった機体が、遂に空中分解したものです。他にも重大なインシデントを起こしています。

(ここでは操縦技術や、整備・修理技術などに言及する事はひとまず置いて、話を先に進めますね)企業として成り立っている以上は収益も大事でしょう。しかし、大勢の乗客の生命を預かっている航空会社である以上は、どんな些細なミスも許されるものではないはずで、そちらこそを優先すべきだと思うんです。中華航空に対しては、安全性確保に厳格な対応を求めたいものです・・・でも、これは世界中の航空会社に対しても同じ事が言えるんですけどね。
※この記事は書きかけです。タイトルや内容その他が変更される可能性があります。
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