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巡り来る日

2007年08月12日 18:56

晴れ
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私は毎年8月12日が巡って来ると、あの暑かった日の夕暮れの中、操縦不能に陥ったボーイング747SR-100型機の操縦室で、最後まで必死の操縦をした高浜機長たちコックピットクルー3名、墜落の恐怖と戦いながらも乗客を気遣っていた客室乗務員たち12名、そして乗客505名の皆さんにどうしても思いを馳せてしまいます。もちろん、助かった4名の方々にも。
今年も墜落時刻の18時56分30秒には、高天原山の「御巣鷹の尾根」の方角に向かって静かに合掌して、亡くなった520名の皆さんのご冥福をお祈りしたいと思っています。

それにしても、22年前の昭和60年(1985年)の8月は、航空機事故がとりわけ多かったんですよね。死傷者を出した事故が同じ月に3件も発生していました・・・しかも10日ごとに。
ご意見、ご感想はこちらへどうぞ!
実際にどういう内容の事故が発生したのかというと、下記の通りです。

1.) 8月2日(金):アメリカのダラス・フォートワース国際空港でデルタ航空ロッキードL-1011 トライスターが着陸に失敗して爆発・炎上、130名が死亡。
2.) 8月12日(月):日本の群馬県上野村山中にある「御巣鷹の尾根」に垂直尾翼等を喪失して操縦不能に陥った日本航空ボーイング747SR-100型機が墜落、520名が死亡。
3.) 8月22日(木):イギリスのマンチェスター空港でブリテッシュ・エアツアーズボーイング737-200型機が離陸滑走中にエンジン火災を起こして爆発・炎上、55名が死亡。

日本では米、英での2件の事故は大きく報道されませんでしたが、当時は死者数の大小に関係なく航空機事故が10日おきに3件連続で発生した事実に、少なからずショックを受けた関係者も多かったそうです。

ところで、よく日航機墜落事故(日本航空123便墜落事故)を「単独の航空機事故としては最悪の事故」と言いますが、「航空機事故としては最悪の事故」は何か?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
今のところ、「航空機事故としては最悪」なのは、昭和52年(1977年)3月27日にスペイン領カナリア諸島・テネリフェ島にあるテネリフェ空港(ロス・ロデオス国際空港)で発生した「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」です。霧の中、滑走路上でパン・アメリカン航空(パンナム)のボーイング747-100型機KLMオランダ航空ボーイング747-200型機が激突、爆発・炎上した、という事故で、この事故によって双方合わせて583人(パンナム機335名、KLM機248名/全員)の死者を出しています。
また、日航機墜落事故までの「単独の航空機事故としては最悪の事故」というのは、昭和49年(1974年)3月3日にフランス・パリ郊外で発生した「トルコ航空機墜落事故」でした。トルコ航空のマクダネルダグラスDC-10-10型機がパリのオルリー空港を離陸後約10分、完全に閉まっていなかった後部貨物室ドア(元々設計不良による欠陥を抱えていたのです)が与圧によって吹き飛ばされて操縦不能に陥り、パリ郊外のエルムノンビルの森に墜落、炎上して346名全員が犠牲になったものでした。
これ以上、犠牲者は増えて欲しくありません。

最近は破局に至らない事故(小事故:インシデント)が多くなって来ている航空業界ですが、安全対策はいずれは陳腐化するものです。陳腐化する前に安全対策を再検討して、いかに破局に至る事故(大事故:アクシデント)の連鎖を断ち切るかを熟考して頂きたいものですね。そうでなければ、亡くなった方々が浮かばれませんから。
関連記事:
「8・12に思う事・・・」(2006年08月12日)
「あれから20年・・・(その2)」(2005年08月13日)
「あれから20年・・・」(2005年08月12日)
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