FC2ブログ

宮出し、遂に中止へ

2007年07月25日 23:00

晴れ
毎年5月の第3金・土・日の3日間、東京都台東区浅草にある浅草神社で行われる三社祭(浅草神社例大祭)ですが、浅草神社奉賛会は7月24日の総会で、来年の平成20年(2008年)、祭りの最終日に行われる「宮出し」「神輿渡御」(みこしとぎょ)を中止とする事を決定、所轄署である警視庁・浅草署にも連絡をしたそうです。
これは非常に残念な結果ですが、三社祭では神輿担ぎ手が乗る事を「神霊を穢すもの」として禁止しているにも拘らず、毎年褌に半天、または褌だけの男が乗る例が後を絶たなかったためです。今年は東京都迷惑防止条例違反(混乱誘発)の容疑で6月初旬までに7人が逮捕された事などから、遂に浅草神社奉賛会が決定したものです。
ご意見、ご感想はこちらへどうぞ!
読売新聞(Web版)の24日の記事からの引用です。
浅草三社祭、本社神輿担ぎ出し中止へ…飛び乗り禁止違反で
 東京を代表する祭りの一つ、浅草の「三社祭」で、神輿(みこし)によじ登って騒ぎを起こした担ぎ手が相次ぎ逮捕された問題で、浅草神社は24日、記者会見を開き、来年の三社祭で、最大の見せ場となる本社(ほんじゃ)神輿の担ぎ出しを中止すると発表した。
 祭り自体は開催されるが、メーン行事の中止により客足への影響は避けられない見通しになった。
 三社祭は毎年5月、3日間に渡って開催。中止するのは、最終日に境内で行われる「宮出し」と、地元44町会を巡る「神輿渡御(とぎょ)」。24日、氏子や神社幹部で作る浅草神社奉賛会は総会を開き、正式決定した。
 会見で、奉賛会の永野章一郎副会長は「東京では隅田川花火大会に並ぶ大きなイベントであり、大いに悩んだが、祭りを正しい方向に持っていくため中止を決めた。今ここで思い切った手を打たなければ、二度と手は打てない。不退転の決意だ」と語った。
 今年の祭りでは、ご神体をまつる本社神輿に、担ぎ手約20人が次々に飛び乗り、大声を挙げたり、扇子を振り回したりして騒動をあおり、6月初旬までに、7人が都迷惑防止条例違反(混乱誘発)容疑などで逮捕された。暴力団関係者も含まれているとみられ、警視庁浅草署は神社側に対策を取るよう求めていた。奉賛会は同署にも、中止を伝えた。
 奉賛会は来年の開催予定を例年通り3日間としており、最終日には代替行事を検討しているという。町会所有の100基以上の神輿が街を練り歩く行事(毎年2日目)は、例年通り行われる。
(20時46分 読売新聞)
神輿に乗る彫物の男たち ← こう云うのがいるから・・・
実は三社祭住吉会系暴力団(所謂ヤクザ)の資金源になっている、との噂は私も聞いた事があります。神輿に乗る担ぎ手の殆どが彫物(所謂入れ墨)を入れた男たちばかり。江戸時代ならいざ知らず、明治以降彫り師違法であり、彫物を施しているのは暴力団関係者か、その世界から足を洗って堅気になった人くらいです。この時とばかりに自慢の彫物を見せびらかそうと言う魂胆が見え見えですよね。観衆の中から「神輿から降りろ!」とか「引っ込め!」「バカヤローッ!」と云う声が上がっても、逆にそれを煽るように扇子や団扇を振って音頭を取るフリをするから始末におえません。以下は東京新聞(Web版)の24日の記事からの引用です。
暴力団が仕切る現状を警視庁憂慮 「宮出し」中止の三社祭
来年の中止が正式に決まった、浅草神社(台東区)・三社祭の最大の見せ場「宮出し」。暴力団関係者が三社祭のみこしに乗って威勢を誇示するケースが目立つとして、警視庁は警戒を強めていた。五月の祭りではみこし周辺をビデオ撮影して証拠を採取。現行犯逮捕が通例の都迷惑防止条例違反(混乱誘発)容疑について、祭りの後一カ月以上も捜査を続け、同法違反や公務執行妨害の疑いでみこしに乗った男ら七人を逮捕。厳しい姿勢を見せた。
 浅草署などの調べで、同好会と呼ばれるみこしの担ぎ手集団のうち、暴力団関係者が代表を務めるのが七割以上を占めることが判明。地元だけでなく関東地方の複数の指定暴力団が名簿に並んだ。
 さらに、みこしに乗って逮捕された男らは「はんてんを二万円で同好会から借りた」「暴力団に十万円を払って乗った」などと供述。同好会の中には、はんてん、手ぬぐい、扇子のセットで二万五千-三万円を会員から取る会もあるといい、暴力団に金が渡っている実態が浮き彫りになった。
 同署は、祭りが暴力団に仕切られ、資金源になっている可能性があることを憂慮。「暴力団には強い姿勢で臨み、来年の祭りでも厳しく取り締まる」との姿勢を示している。
なぜ三社祭暴力団がこれほどまでに目立つのかと云うと、地元の浅草では、昭和40年代後半から50年代半ばくらいに担ぎ手が極端に少なくなってしまった時期がありました。担ぎ手がいなければ祭りが行えません。仕方がないので他の地域などに担ぎ手を募集したのですが、この時に暴力団が紛れ込んでしまった、と言う訳なんです。このためか、地元浅草の一部の人々の心は三社祭から離れてしまっている、という話も聞いた事があります。
浅草の商店主らからは「客足が減って困る」との声も上がっているという報道もありますが、この際ですから一時的な客足の減少は置いといて、三社祭から暴力団関係者を一掃し、もっといいイメージの三社祭にしてもらいたいものですね。その方が後々の三社祭や、浅草全体のイメージ向上、ひいては利益にも繋がると思いますが、如何でしょうか?
※彫物または刺青と入れ墨は混同されていますが、本来は違うものです。刺青は先史時代から行われた呪術的な意味合いや、既婚者の証であり、沖縄では「ハジチ」と言います。彫物は江戸時代以降、鳶職人や火消し、飛脚、更には博徒などが施した絵画風の図柄のものを指します。入れ墨は罪人に行うもので「黥(げい)」とも言います。
関連記事
スポンサーサイト





コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://cyobinosuke.blog34.fc2.com/tb.php/1005-40793117
    この記事へのトラックバック