慈雲閣の正面に回って、
仁王様を拝みます。


↑金剛力士(仁王)像鎌倉時代の仏師、
運慶が作ったと伝えられている、国指定の重要文化財、
金剛力士像。右が
阿形像、左が
吽形像ですね。
阿形像は
那羅延堅固、
吽形像は
密遮金剛とも呼ばれているそうです。
※

↑金剛力士の御尊顔御尊顔のアップです。
やや顎を上げて、吼えるように大きく口を開く
阿形像に対し、顎を引いて口を結ぶ
吽形像。
「阿吽の呼吸」は、この二体の
金剛力士から来ているのは有名ですね。
射るような眼差しの眼は
玉眼と言って、
水晶で作られています。今でいうなら
ドール・アイの元祖に近い構造ですね。
ただ、本当に
運慶が作ったのかどうかは不明で、弟子たちの誰かの可能性もあります。
なお、
「仁王様の股くぐり」は
阿形像だけ。
吽形像は
天衣と台座の間が狭く、幼児ならくぐれますが、大人は無理なので、御開帳だけ行われています。
← 股くぐりをする“フィリップ” 股くぐりをする外国人の参拝客。
彼はオランダ人で、付き添いの日本人男性(55〜60歳くらいの紳士)によると
中公新書の
「仁王 −知られざる仏像の魅力−」を読んで、はるばる
萬満寺を訪れたんだとか。
ライデン市にある
国立民俗学博物館の関係者で、本を執筆する為の取材でもあっての来日だそうです。
学芸員なんでしょうかね?
名前を聞きそびれたので、以後、彼を
シーボルトに因んで、
“フィリップ”と仮称します。

ぬいぐるみ? →
昔は死の病として恐れられていた
痘瘡(=天然痘)を除けるためなどとして、日本各地で子供を
仁王様の股間をくぐらせる風習があったそうですが、現在は
萬満寺の他は数えるほどしかないそうです。
しかも
少子化の影響もあって、今は大人、特にお年寄りが痛いところを
仁王様に肩代わりしてもらおうとくぐる場合が殆どだとか。
赤ちゃんを股くぐりさせているお母さん。
赤ちゃんは大人しく、殆どぬいぐるみ状態(笑)。お母さんが股の間を滑らせていました。
乳幼児がくぐってこそ、本来の
「仁王様の股くぐり」と云えるんでしょうね。
← 記念撮影先ほどの赤ちゃんのお兄ちゃんたちと、そのお母さんを記念撮影する
“フィリップ”。
この後、お兄ちゃん2人ははしゃいでしまい、
仁王様を叩いたりして、お母さんは真っ青になって大慌て。
“フィリップ”に
「えいごではなして〜」とせがんだり・・・大人だって外国人=アメリカ人って認識ですから、無理もありませんね。A^ω^;)
檀家のお爺ちゃん(左手前)と
“フィリップ”は、ちょっと苦笑いしてました。
因みに、
「仁王様の股くぐり」には、お布施として300円が必要です。
私はサイズ的に無理なので(苦笑)、いつもお布施して撮影させてもらってます。
うららかな午後の日差しの中、
萬満寺を辞して某所(笑)へ向かいました。
※萬満寺と宗派は違いますが、「三十三間堂の佛たち」(妙法院門跡)を参考にしました。※この記事は書きかけです。タイトルや内容その他が変更される可能性があります。
※2009年10月31日(土):加筆・修正。
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